東京国立博物館
JR上野駅下車 徒歩10分
もちろん、誰でも知っている、日本最大の美術博物館です。
本当に広くて、その膨大な収蔵品を全部見るなんて、絶対に不可能な気がしますし、昭和47年に創立100年を迎えているそうですから、あらためてその伝統の重さを感じます。
その敷地内には4つの展示館があり、本館、表慶館、法隆寺宝物館、東洋館という構成です。
本館は構内の中央にデン・・・と建っています。見るからに明治を感じさせる外観で、横浜のホテル・ニューグランドを手がけた渡辺仁氏の設計。
内部は、これもホントに嬉しくなっちゃうくらい博物館してます。ほの暗くて、ひんやりしてて、やたら広くて、一歩足を踏み入れた瞬間、ああ、ここは別世界なんだ、と自覚できます。すぐに自分が「鑑賞する人」に変身できてしまう、みごとな雰囲気なのです。
日本美術の宝庫・・・というカンジで、1階と2階を合わせて20室あります。1階には彫刻、金工、武具、刀剣、染織、陶磁器が展示されており、2階では絵画、漆工、書跡をじっくりと見ることができます。
どれもこれも国宝や重文で、やはり素直に感激してしまうのは超一級品のパワーでしょうか。
また、表慶館はネオ・バロック様式の素晴らしい宮廷建築ですし、法隆寺宝物館では正倉院御物より古い時代の宝物を見ることができます。
せっかく日本に住んでいるのですから、美術品に興味のない方にも、是非一回と言わず何回も訪れてほしい博物館です。これほどの展示品を見ないで過ごしてしまうなんて、あまりにももったいない気がします。雰囲気を楽しむだけでもいいですから・・・
「私の好きな美術館」 カテゴリ一覧