ブリヂストン美術館

東京駅の八重洲口から八重洲通りを京橋方向へ少し歩くと、中央通りとの交差点のビルの２階にこの美術館があります。昭和 27年の開館だそうですが、それ以来ずっと都心のオアシス的存在だったようです。とにかく雰囲気がゆったりとしていて、個人的な時間を大切にしたい・・・そんな思いのする美術館です。
ブリヂストンの創業者・石橋正二郎氏が戦前から収集したコレクションが中心で、現在の収蔵作品は1200点に達しているそうです。常設展示が中心なので、お気に入りの絵に定期的に会いに行く・・・なんていう楽しみ方もできます。
また、だれでも知っている絵や、聞きなれたタイトルの絵が非常に多いので、なんだかとても親しみやすくて、うれしくなってしまいます。
特に、モネの「睡蓮」、セザンヌの「サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」、ルノワールの「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」など、あ、こんな所で本物を見られた・・・みたいな感動をおぼえます。
土曜日ごとに美術公開講座があったりして、たくさんの人に美術を紹介したい・・・という熱意が伝わってきます。
銀座や日本橋まで出て、ちょっと時間があったとき、ぜひお立ち寄りください。