「な行」の美術館
7つの展示室があり、鹿児島出身の作家の作品を多く見られる美術館です。シャガールの「緑のバイオリン弾き」をはじめ、ピカソ、ルノワールなど世界の巨匠の作品なども楽しめます。壁や床は全てイタリアの大理石で、ゆったりとした感じを楽しめ、喫茶室も完備しています。
中津川市出身で、近代日本美術画壇の重鎮として日本画界はもちろん、法隆寺金堂・高松古墳の壁画模写など、大きな業績を残す前田青邨の功績を、末永く伝えるために昭和41年(1966)に建設された記念館です。館内には本画「白河楽翁公」ほか多くの下図・スケッチ・書簡等が収蔵展示してあり、青邨の日本画の制作過程をうかがえる貴重な資料がそろっています。
善光寺に隣接した、緑豊かな城山公園のなかにある美術館です。菱田春草、荻原碌山をはじめとする優れた郷土作家、美しい自然に恵まれた信州を中心とした風景画の収集と紹介、美術作品の展覧に努めています。収蔵品は、菱田春草「羅浮山」、梅原龍三郎「浅間山」、西郷孤月「桜山鳩」、川上 冬崖「ナポレオン」などで、その他は月に1度の割合で作品の入れ替えが行なわれています。
長野県が画伯から700余点の作品と関係図書数百冊の寄贈を受け、信濃美術館に併設して建設され、平成2年4月に開館しました。「緑響く」「白馬の森」「夕静寂」などの本製作のほか、初期の「ヨーロッパ風景」「東北・信州の旅」「中国風景」から「北欧風景」連作「京洛四季」、連作「白い馬の見える風景」「大和春秋」のシリーズの習作・スケッチ、日展その他のための準備作、唐招提寺御影堂障壁画の試作など、多数が所蔵されています。
館内が和風造りの美術館です。村上華岳、入江波光、土田麦僊、榊原紫峰らの作品はじめ、日本画家の富岡鉄斎、小林古径、洋画家の須田国太郎、岸田劉生、小出樽重、彫刻家の高村光雲らの作品が収蔵されています。
旭川ゆかりの彫刻家・中原悌二郎を記念して1994年に開館した彫刻専門の美術館です。この美術館には、中原悌二郎が残した全12点の彫刻を中心に、悌二郎に大きな影響を与えたロダン・萩原守衛や悌二郎の親友であった石井鶴三・堀進二等の彫刻作品も収蔵されています。
プラネタリウムをメインとする天文館、ほかに理工館、生命館を有する総合科学館です。「見て、ふれて、たしかめて」をコンセプトに、楽しみながら科学に親しめるよう、考えられています。
昭和52年10月1日に開館した全国でも指折りの規模をもつ歴史博物館です。文書典籍・考古・民俗・美術工芸に関する資料を集め、保存し、公開しており、2階全体を占める常設展「尾張の歴史」のほか、1階の展示室で年に6-7回特別企画の展覧会を開いています。
名古屋市の中心にある、緑豊かな白川公園の中に建つ美術館です。地元の作家である北川民次、三岸節子、荒川修作、河原温、桑山忠明らの作品は系統だてて収集されていて、充実しています。また、「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネ サンス」「現代美術」の3つの方針での収集も進んでいて、とても特徴が鮮明な美術館です。
1999年4月17日開館の、米国ボストン美術館の姉妹館です。ボストン美術館所蔵の優れたコレクションを恒常的にわが国に紹介する唯一の施設であり、年2回、ボストン美術館の様々なジャンルの作品によって構成した企画展を行なっています。そして、常設展は5年間の長期展示となり、常設展示室内での日本の美術・工芸作品の展示にもちからを入れていきます。また、来館者が自由に利用できる図書コーナーと視聴覚教材を備えたレクチャールームも設置され、たいへん充実した美術館となっています。
林テレンプ株式会社 会長(故)林軍一氏の社長退任の記念事業として、収集した美術作品の寄付により開館された美術館です。所蔵作品は、伊東深水の「鏡獅子」、「縫い針」、伊藤小坡の「青楓」、鏑木清方の「洋燈」、加山又造の「牡丹」など、美しい作品ばかりです。
飛鳥・室町時代の仏教美術作品を展示・紹介する国立博物館です。明治中期の本格的煉瓦造建築で国指定重要文化財の本館と、校倉造をモチーフにした端正な新館からなり、「紙本著色地獄草紙」「刺繍釈迦如来説法図」「木造薬師如来像」などの国宝をはじめとして、数多くの仏教美術・工芸品が展示されています。
1973年3月、風俗史研究 家・日本画家の吉川観方が収集した江戸時代の日 本画、浮世絵、各種工芸品などの寄贈を機に開館した美術館です。コレクションは幅広く、絵画、版画、染織、調度、武器ほか、浮世絵版画は、清長、歌麿、写楽、北斎、広重、清親らの作品、奈良にゆかりのある作家の作品が収蔵されています。
発掘調査を通じてわかってきたことから、かつての飛鳥の都の姿と歴史を説明してくれる資料館です。高松塚古墳の壁画など、拡大画像がたくさん見られます。
国宝・新薬師寺に隣接している写真美術館です。展示室A、Bのほかに、大型ハイビジョンによる映像展示室とハイビジョンコーナー、資料閲覧室や屋外ステージもあり、多目的に利用できます。
岡山県成羽町の美術館です。同地出身の児島虎次郎の遺作絵画と彼が収集したエジプト、ヨーロッパ、中国などの古美術、また三畳紀の日本最古の植物群の化石が展示されているユニークな美術館です。児島虎次郎の絵画やコレクションも画像で見ることができます。
箱根芦ノ湖の近くにある美術館です。収蔵品は現代日本画の作家の作品約1500点で、特に山本丘人のものは100点にものぼります。ほかに加山又造、加倉井和夫、高山辰雄など、多数の作品を鑑賞することができます。日本画の良さがしみじみと味わえる美術館です。
長岡市の中心の“千秋が原ふるさとの森”の緑に囲まれた美術館です。
お堀と柳のある西大畑公園に隣接した美術館です。常設展では、20世紀美術の流れを展望できるよう、「近代美術」「現代美術の動向」「新潟の昨日・今日・明日」の3テーマの作品を収集し展示しています。代表的な収蔵品としては、ボナール「浴室の裸婦」、ピカソ「ギターとオレンジの果物鉢」などがあり、この他に年4?5回の企画展を計画し開催しています。
「レコードと音楽による町づくり」を進める新冠町の拠点施設で、509席の町民ホール、レコードホール、ミュージアム、レコードバンク、リスニングブースなどを備えています。送料町負担によるレコードの寄贈を全国に呼びかけており、現在所蔵数は約366万枚を数え、レコードホール(試聴室)は国内最大級のストレートホーン主体のスピーカーシステムを導入した小ホールとなっており、ミュージアムでは貴重なレコードや蓄音機を展示しています。
那須山茶臼岳の裾野に広がる樹海の一角に、現代フランスの造形作家ニキ・ド・サンファルの作品を展示する個人美術館です。ホームページでは、ニキの数多くの作品や、美術館を訪れたゲストの生の声が紹介されています。
故・大谷竹次郎氏(元昭和電極社長、昭和46年没)から西宮市に寄贈された美術品と広大な宅地・邸宅を中心とした、近・現代美術主体の美術館です。常設展の他、特別展も開催されます。緑が美しい庭園も心をなごませてくれます。
東経135度、北緯35度と、日本の中心につくられた「日本のへそ公園」に建てられている美術館です。西脇市は、現代日本を代表する美術家・横尾忠則の出身地で、横尾忠則の作品による年2回の企画展示を行なっています。
東照宮社務所として昭和3年に建てられ、木造建造物としては我が国では第一と言われる美術館です。内部の杉戸絵・襖絵・障壁画、軸物等は横山大観をはじめとした、中山岳陵、堅山南風、荒井寛方画伯らにより、その数150点以上に及ぶ美術品が当時のままに閲覧できます。
掛川市に平成10年4月に開館した美術館です。煙草道具をはじめとする近代工芸2342点、また近代日本の巨匠の日本画44点が収蔵されています。伊東深水の「鏡獅子」、川合玉堂の「鵜飼」など、非常に美しい作品を堪能することのできる日本情趣あふれる美術館です。
松本出身の酒井家5代にわたって収集(酒井コレクション)された10万点を数える浮世絵専門の博物館です。浮世絵や肉筆掛軸、屏風、古書籍、現代版画、浮世絵に関する書籍などがそろい、浮世絵を歴史として見るとともに、鑑賞者が自分で考えられる工夫された展示がなされ、視聴覚室で浮世絵のスライド解説を見ることもできるホームページは英語版で、英語による浮世絵・浮世絵美術館の紹介と代表的な浮世絵作品を見ることができる
広大な生田緑地の中に、民家17件の他、武家屋敷門、水車小屋、農村歌舞伎舞台等、東日本を中心とする代表的な古建築23件(うち国指定文化財8件、県指定文化財10件)を移築・復原して公開しています。民家の中には、各地の民俗資料が配され、昔の生活を実感できるようになっています。
昭和11年に建てられた純和風建築の建物です。日本の陶磁器、絵画、染織、朝鮮李朝の陶磁器、木工、中国やヨーロッパの工芸品が集められています。民芸的工芸品に美しさや価値を見出した、意義ある館です。
近鉄奈良駅近くの依水園のなかにある美術館です。古代中国の青銅器・漢鏡・古銅印と古麓・季朝の陶磁等を中心に二千点以上の作品が収蔵されています。
有名な尾形光琳の「燕子花図」が見られます。ほかに、鎌倉時代の名品「那智瀧図」も圧巻です。
図書館との複合施設で、気軽に入れる美術館です。収蔵品は練馬区に関係の深い作家はもちろん、幅広い視野で系統的に収集されていて、奥田元宗、小野木学、鳥海青児など多数にのぼります。
野村財閥の基礎を築いた野村徳七のコレクションをもとに、茶湯・能関係の美術工芸品を展示する美術館です。「雪村風涛図」「佐竹本三十六歌仙切」「大燈国師墨跡」「寸松庵色紙」などの書画や、数々の茶道具、能面など約1300点の収蔵品の中から展示されています。
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